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  10年越し。(後編)

  “1枚のFAX” その内容は「KG(関西学院)に挑む心得」というものでした。
  自分たちよりも優れていると思われる相手に対して、立ち向かうための準備の方法が書いて
ありました。送り主は Tatsuya Tokai 東海辰弥さんでした。
  まさか東海さんからメッセージをいただけるなんて思ってもいませんでしたから、それを読む
ときは、妙にドキドキしていました。
  京都大学に入学し、アメリカンフットボールを始めた東海さんにとって、関西学院大学は当時
最強のチームで、倒したくてたまらない存在でした。どうやって関学を倒すのか、常に頭の中で
考える日々だったそうです。
  関学を倒して、京都大学で日本一を2度経験された東海さんは、関学高等部に挑む我ら箕面
高校に当時のご自身を照らし合わせ、アドバイスを下さったのです。
  「QB(クォーターバック)に必要なこと」というテーマのメッセージもいただきました。
その中の『繊細かつ大胆、理論的かつ感性を大事にする』というフレーズは強く心に響きまた。
僕自身、QBとしてその考え方を今日まで常に持っています。悩んだときにはいつもその言葉を
思い出してきました。
  いただいたFAXは額の中に入れて、実家の部屋に今も飾ってあります。

     10年越し。(後編)_d0003671_10265959.jpg
つい先日、実に10年の時を経て東海さんと
初めてお目にかかりました。
 現在はフットボール界を退かれていますが、
シルバースターの大先輩QBですから、いつか
お会い出来ないかなと思っていました。
 お話していると、とてつもない精神の強さや
大胆さを感じ、「怪物くん」と称されたその所以
が理解できました。
 いわゆる「空気」というものを持ってらっしゃい
ました。何かを変えそうな、周りを動かしそうな
強い力を持った空気です。
  

  箕面高校にFAX が届いてから2日後の11月23日、いよいよ関西学院高等部との対戦の日
が来ました。箕面から大応援団がスタンドに陣取り、名門に対し申し分ない環境で戦いました。
  開始直後に先制点を取り、その後もチームメイトみんなで力一杯のフットボールをしました。
しかし、徐々に試合巧者の相手が流れを持っていき、遂に後半に逆転を許しました。
  これまで、数え切れないほどの試合を経験してきましたが、「もう一度やり直したい試合」を
挙げると、一番にこの1995年11月23日が浮かんできます。僕の判断をひとつ変えていれば
勝っていた。。。 あの瞬間に戻りたいです。

  いつになっても忘れない日です。
by h_arima3 | 2005-11-28 07:49 | Football総合
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