ブログをお読み下さる皆様、
長らくの更新停滞、失礼いたしました。
その間も、たくさんお方々に、このブログに来訪いただき、
コメントもいただき有難うございます。
元気にしております。
遅ればせながら、2013年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
国内は、ライスボウルも終わり、アメリカではNFLもクライマックスに差し掛かり。
アメフトシーズンが寒さとともに去りゆく季節ですね。
昨年の11月の最終戦をもって、わたくしは選手を引退いたしました。
※そういえば、ちゃんと言ってなかったですね。。。
「まだ、できるよ。」 多くの方に声をかけていただきました。
「できると思う気持ちが少しでもあるうちは、やめちゃ駄目だからね!」
とは、3連覇達成で日本一のチームのヘッドコーチにいただいた言葉。
ありがとうございます。
たしかに、2007年をピークに、少しづつ脚は遅くなりました。
それでもタイミングと空間の使い方で、うまく走れることもよくあります。
考えてみれば、ボールも飛ばなくなったなぁ。
それでも、いけます。うまく投げれば。私より肩の弱い選手も活躍してます。
そんな事を言い出したら、切りがない・・・
新橋の居酒屋のオジサンの会話になってしまいます(^^)
そりゃ、やめたくないです。子供みたいにいつまでも走りまわっていたいです。
でも、ここでクォーターバックとしての私は止まることにしました。
一番の決め手は、
フィールドでの自分の動きが、自分の認識から外れてしまったこと。
練習が終わって、ビデオでチェックしたときに、画面に映る私という選手の動きと
私の脳が記憶しているものとの間にズレが出始めたのです。
全部ではなく、ごく稀にですが。でも、断続的に。
ちょっとしたタイミング、立っている場所、相手選手との距離感・・・。
これは、私にしか分からないズレ。それは私の脳と現実のズレだから。
私が私の動きを正しく認識できないなら、クリエイティブなプレーは生まれにくくなりますから・・・
最後の試合は、チームのみんなでもぎ取った勝利。
長い試合で、味方も相手も、たくさんの選手と共に競えて、よかったと思います。
かつてのスピードが出ないなぁと思いながら走っていたら、
相手の守備選手で、歳が私より10も若い選手に、「アリマさん速いわ」と言われたとき、
思わず喜んでしまいました。本当に速かったころの自分なら、喜ばなかったでしょうに。
意味がわかりますか・・・?
下降線にいるときに褒められて喜ぶ選手になってしまったということです。本能的に。
それは真の喜びではなく安堵であるため、戦う身としては"いただけない"こと。
上昇時に褒められた場合は、けっして喜ばなかったでしょう。もっと速くなれるのを自分が
知っているからです。
戦える選手としては、ここで終了です。
15歳で始めてから20年間、アメリカンフットボールを続けることが出来ました。
いつも周囲に恵まれた、たいしたことのない私は、たくさんの嬉しい勝利や悔しい敗戦を
経験させていただきました。
とくに、2005年の米国遠征時に始まったこのブログを通じ、いつも温かく応援して下さった
みなさまには、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
それでは。
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